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杜氏「野尻和徳」

生まれも育ちも福井県坂井市。
18歳の頃から蔵人として舟木酒造で酒造りに携わる。
前任の杜氏の下で15年間酒造りの指導を受け、
33歳の時に杜氏に就任。
社長と二人三脚で酒の研究に励んでいる。

受賞履歴

2015年
「北の庄」全国新酒鑑評会 金賞受賞
他年度多数受賞
2013年
ワイングラスでおいしい日本酒アワード
最高金賞受賞「富成喜 純米大吟醸」
他 多数

ごあいさつ

「美味い酒」を求めて

当舟木酒造で杜氏を務めさせていただいている、野尻和徳です。

地元福井出身で岩手県の南部杜氏の藤原勝幸杜氏の下で酒造りを教わり、
十数年前に杜氏職に就きました。
全国のお酒を試し、飽きない味を研究しています。

求める味は「お食事と楽しめる、美味い食中酒」。
特別な時はもちろん日々のお酒としても楽しんでいただけるように
これからも美味しいお酒を皆様の食卓にお届けしようと思います。

これからの「酒造り」について

しっかりと伝統を受け継ぎ、基本を守りながらも、美しい水と厳選した米で納得のいく美味しい酒を造り、新たなことにも挑戦していきたいと思っております。

そして日本酒を飲む機会が減ってきている若い人達、日本酒になじみにない方にも、お酒の美味しさがわかるように、また多くの人に「感動を与えられる酒」を目指していきます。

舟木酒造合資会社 野尻和徳

日本酒の味はどのように決まる?

1.人(杜氏)が求めている味で決まる

弊社の杜氏・野尻和徳が目指すのは、お食事に合う食中酒。より料理を楽しみたい方に特にオススメです。

2.使用する米で決まる

弊社で使用する米は数種類。現在は6種類の米で酒を作っております。
時にはブレンドをし、求める味に近づけてきます。
また、精米歩合により仕上がりの味が変わります。
これが、同じ米でもたくさんの種類の日本酒がある理由です。

3.麴、酒母(もと)で決まる

麴は、お米に含まれるデンプンを糖分(ブドウ糖)に変化させ、
酒母(もと)はそのブドウ糖を分解しアルコールや二酸化炭素を作ります。
どのような麴、酒母(もと)をつかうかによって、日本酒の味は大きく変わってきます。

麹菌糸の振り付け
生酒母(もと)造り

4.もろみの三段仕込みで決まる

もろみとは、蒸した米に、麴、酒母(もと)、水を入れ発酵させた、日本酒の素です。
もろみを段階的に発酵させることにより、アルコールの強弱や、キレ、香りを決めていきます。

三段仕込み=3日に分けてもろみを仕込むことを言います。
1日めを「初添(はつぞえ)」、2日目を「仲添(なかぞえ)」、3日目を「留添(とめぞえ)」と呼び、作る酒の種類によって仕込む場合の配合率を変えます。

清酒の製法品質表示基準

吟醸酒、純米酒、本醸造酒を特定名称酒といい、原料・製造方法等の違いによって、8種類に分類されます。
なお、特定名称酒以外の清酒の事を普通酒といいます。

吟醸酒

使用原料
米 米こうじ 醸造アルコール
精米歩合
60%以下
香味等
吟醸造り 固有の香味 色沢が良好

大吟醸酒

使用原料
米 米こうじ 醸造アルコール
精米歩合
50%以下
香味等
吟醸造り 固有の香味 色沢が特に良好

純米酒

使用原料
米 米こうじ
精米歩合
-
香味等
香味 色沢が良好

純米吟醸酒

使用原料
米 米こうじ
精米歩合
60%以下
香味等
吟醸造り 固有の香味 色沢が特に良好

純米大吟醸酒

使用原料
米 米こうじ
精米歩合
50%以下
香味等
吟醸造り 固有の香味 色沢が特に良好

特別純米酒

使用原料
米 米こうじ
精米歩合
60%以下 又は特別な製造方法(要説明表示)
香味等
香味 色沢が特に良好

本醸造酒

使用原料
米 米こうじ 醸造アルコール
精米歩合
70%以下
香味等
香味 色沢が良好

特別本醸造酒

使用原料
米 米こうじ 醸造アルコール
精米歩合
60%以下 又は特別な製造方法(要説明表示)
香味等
香味 色沢が特に良好